あさもやのなか


あさがおがさく


あさのにおい






おもいだす


でんしゃにのって


きみにあいにいった






すこしのこころぼそさ


やさしいたかなり


てくてくと






おもいだす


でんしゃにのって


きみにあいにいった






















あなたに


声をかけたくて かけたくて


また夜に葬られる







僕は


付き合うとか恋人とか


必要ない






なのに


そう と 伝えることに


どんな意味がある


今も そう と


伝えることに





















名前が こぼれてしまう


満月の下


奥から


名前が こぼれてしまう





















僕はあなたのことを愛してない


そんなふうに思った


怖れや躊躇を感じたりするなら


そんなふうに考えた


けれども


愛しているとかそうでないとか


どうだってよかった


あなたの声が聞けないことは


とてもさびしいことだ




















きみの快楽のために


きみをそんなに曝して


危険ではないのだろうか


きみだけじゃなく


きみが大切にすべき人たちのこと






ただのおせっかいだ






盲目の奴隷は


幸福の闇の中






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